食物アレルギーがある家庭で料理代行を検討するときは、味の好みとは切り離して、依頼前に対応できるかどうかを確認する必要があります。対応の可否や範囲は会社ごとに違い、同じ料理代行という名前でも条件はそろっていません。

この記事では、表示のルールの前提と、依頼するときに伝える内容を整理します。当日の流れそのものは初回利用の準備ガイドで確認できます。

表示のルールは、加工食品と外食で違う

食品表示のアレルギー表示は、容器包装された加工食品を対象に義務付けられている制度です。消費者庁は、特定原材料を含む場合にその旨を表示するよう定めています。2026年9月19日に確認しました。消費者庁 食物アレルギー表示に関する情報

2026年4月1日に施行された食品表示基準の改正でカシューナッツが特定原材料に加わり、義務表示は9品目、推奨表示の「特定原材料に準ずるもの」は20品目、合わせて29品目になりました。カシューナッツには2年間の経過措置があります。日本栄養士会による改正の解説

一方、外食や、弁当・惣菜の店頭での対面販売は表示義務の対象外です。食物アレルギー研究会の資料でも、任意に表示されていても法規定に則ったものではない点に留意するよう示されています。食物アレルギー研究会 社会的対応

自宅で作ってもらう料理も、包装された商品とは違い、この表示制度の枠の外にあります。そのため、表示に頼るのではなく、依頼のたびに直接伝えて確認することが前提になります。

品目だけでなく、どこまで避けたいかを伝える

「卵が食べられない」とだけ伝えると、卵そのものを使わない献立にはなっても、マヨネーズや練り製品のような原材料に含まれる形までは避けられない場合があります。伝えるときは、避けたい品目と、どの程度まで避けたいかを分けて書き出しましょう。

意図しない混入(コンタミネーション)をどこまで避けたいかも、あらかじめ共有しておく内容です。同じ日に他の料理を作る場合、調理器具や油、作業台を分けられるかは会社や現場の設備によって変わります。

伝えること書き出す内容の例
対象者誰が食べる料理か。家族で分ける必要があるか
避ける品目医師から指示されている除去の範囲
含む形加工品や調味料に含まれる場合も避けるか
混入器具・油・作業台を分ける必要があるか
保管完成した料理を他の食事と分けて保存するか

献立の相談の進め方はメニューの決め方とリクエストの伝え方も参考になります。

医師の指示が基準で、事業者の対応はその代わりにはならない

除去する範囲は、自己判断ではなく診断と医師の指示に基づいて決めるものです。料理代行に伝えるのは、その指示を作業に置き換えた内容になります。

料理代行の会社が「アレルギー対応可」と案内していても、それが完全な除去を保証する意味とは限りません。対応できる範囲、断る条件、原材料表示を確認して食材を買う人が誰なのかを、申し込み前に聞いておきましょう。食材を自分で用意するほうが確実だと判断する場合もあります。

症状が出たときの対処は、あらかじめ家庭で決めておく内容です。訪問する担当者は医療的な判断をしません。困ったことが起きたときの連絡手順はトラブル時の伝え方にまとめています。

KURIYAでは事前にご相談ください

KURIYAは受付準備中です。アレルギーがある場合は、対応できるかどうかを申し込み前に個別で確認させていただきます。完全な除去や、症状が出ないことをお約束することはできません。

現在の提供予定は、ご家庭で召し上がる料理の作り置きです。お試しとライトでは食材をお客様にご用意いただき、スタンダード以上ではLINEで献立を事前に相談したうえで買い出しを代行します。ご自身で食材を選びたい場合は、その旨もお伝えください。プランごとの内容はサービス・プラン比較をご覧ください。

なお、現在のフォームは入力確認のみで、お申し込みや問い合わせは送信されません。